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「山」には「神」という意味があり、大山祇大神は産土神の総大将であり海神大神でもある

  • 2016年8月11日 18:53
  • Posted by Yamatofuji

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 本日8月11日は「山の日」ですが、今年から「山の日」は国民の祝日と制定されました。

 そこで、今日は、「山」に関する記事を書いてみたいと思います。

「山」には「神」という意味があります。

「山」には「神」という意味があり、山岳信仰などにもそれを見ることができます。

 古来、私たち日本人は、日本の象徴・霊峰富士を始め、日本三霊山の立山や白山など、「山」を「神」が宿る神体山として崇拝してきました。

 そして、山の神の代表とも言える存在が、大山祇大神(オオヤマヅミノオオカミ)になります。

 日本の象徴・霊峰富士を守る富士山本宮浅間大社で祀られている御祭神が木花之佐久夜毘売(コノハナノサクヤヒメ)です。

 そして、大山祇大神は、霊峰富士の守り神である木花之佐久夜毘売(コノハナノサクヤヒメ)の父親に当たります。

 霊峰富士の守り神である木花之佐久夜毘売(コノハナノサクヤヒメ)の父上に当たる大山祇大神はまた、格別の存在であるとも言えます。

 神奈川県伊勢原市には、大山阿夫利神社があり、大山祇大神が祀られています。

 江戸時代には、富士山だけでは「片参り」と言われ、富士の守り神である木花之佐久夜毘売(コノハナノサクヤヒメ)の父神が祀られている大山阿夫利神社への「大山参り」と、霊峰富士の両方にお参りするのが良いとされていたようです。

 それくらい、大山祇大神は尊ばれていたということになります。

 大山祇大神は、山の神の代表的存在であるだけではなく、全国の産土神の総大将ともされています。

 大山祇大神の働きには、とても深いものが秘められているのです。

 そして、注目していただきたいのは、大山祇大神を祀る総本宮は大山祇神社であり、大山祇神社が鎮座しているのは、瀬戸内海の小島である、愛媛県今治市の大三島なのです。

 大山祇神社の創建は、推古天皇2年(594年)とも伝えられていますが、大山祇神社は別名で「日本総鎮守」ともされています。

 何故、山の神の代表的存在である大山祇大神が祀られている総本宮が、瀬戸内海の大三島にあるのでしょうか?

 瀬戸内海の大三島にある大山祇神社は、私も二度参拝に訪れたことがありますが、現代であれば、美しいしまなみ海道という高速道路を使って、本州からも四国からも容易に訪れることが出来ます。

 しかし、今から1400年程前の時代、しかも都から遠く離れた瀬戸内海の小島に創建された大山祇神社が、何故、「日本総鎮守」という別名を持っていたのかと言うと、「山」を治める大山祇大神とは、実は、「海」を治める海神大神(ワダツミノオオカミ)のことでもあるからなのです。

 私たちの「心」は、「海原」で表されます。

「神界」では、私たちの心の働きを「海原」で「型」として表現しているのです。

「心とはコロコロ変わるから心と言う」とも言われるように、私たちの「心」は、どんな時でも絶えずさざ波が立って揺れ動いている「海原」に例えられているのです。

 そして、絶えず揺れ動いている「海原」の奥深くには、決して揺れ動くことの無い「深海(しんかい)」があります。

「深海=神界(しんかい)」であり、「心」の奥深くにある「神界(しんかい)」が、「海原」の奥深くにある「深海(しんかい)」に例えられているのです。

 ですから、海を治める海神大神(ワダツミノオオカミ)とは、ある意味において、「深海=神界(しんかい)」を治める特別な存在でもあります。

「山=神」であり、山の神の代表的存在である大山祇大神とは、ある意味において、「神界(しんかい)」を治める特別な存在でもあるのです。

 何故、山の神の代表的存在である大山祇大神が産土神の総大将ともされるのかという真の理由は、ここにあります。

 そして、山の神の代表的存在である大山祇大神を祀る総本宮である大山祇神社が、何故、瀬戸内海の小島にあるのかという真の理由は、大山祇大神とは海神大神(ワダツミノオオカミ)のことでもあるからなのです。

 都から遠く離れた瀬戸内海の小島に鎮座する大山祇神社が、何故、「日本総鎮守」の別名を持っているのかという真の理由は、ここにあります。

 山の神の代表的存在である大山祇大神とは、「海原」を治める海神大神(ワダツミノオオカミ)のことでもあり、産土神の総大将のことでもあるのです。

 大山祇大神の働きには、とても奥深いものがあります。

 そして、大山祇神社の御祭神である大山祇大神は、「三島大明神」とも称されており、静岡県の三島大社とも深く関係しています。

 静岡県三島市に鎮座する三島大社は、富士山本宮浅間大社と並んで、静岡県では最も格式が高く、また富士山とも深く密接に関係しています。

 三島大社の御祭神は、大山祇大神と積羽八重事代主大神です。

「富士と三島は二つで一つ」であり、日本の象徴・霊峰富士と、三島大社には深く密接な関係があります。

 東洋の日出る神国、霊(ひ)ノ元・日本の象徴が、霊峰富士です。

 そして、霊峰富士の守り神が木花之佐久夜毘売(コノハナノサクヤヒメ)であり、その父神に当たるのが大山祇大神なのです。

 大山祇大神に秘められた働きは特別なものであり、だからこそ、産土神の総大将であると同時に、「海原」を治める海神大神(ワダツミノオオカミ)のことでもあるのです。

 そして、大山祇大神は、艮の金神(ウシトラノコンジン)としても現れることになります。

 山の神の代表であり、産土神の総大将であると同時に、「海原」を治める海神大神(ワダツミノオオカミ)のことでもある、大山祇大神の働きが本格的に表に現れる時には、艮の金神(ウシトラノコンジン)としても現れることになります。

 大山祇大神の働きには、とても奥深いものが秘められているのです。

「山」には「神」という意味があり、山岳信仰にも見られますが、日本一高い「山」である富士山は、日本の象徴とされています。

 そして、日本の象徴・霊峰富士の守り神が木花之佐久夜毘売(コノハナノサクヤヒメ)であり、その父神に当たるのが大山祇大神になります。

 大山祇大神に秘められた働きには、格別なものがあるということを、知ることが大切になります。



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