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大和富士ブログ|BLOG

2020年12月のアーカイブ

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奈良の聖地(葛城山・金剛山・生駒山など)を旅して来ました!

CIMG0979.JPG先月、約10年ぶりに所用で奈良に行ったので、少し時間を取って、奈良の聖地を旅して来ました。
その時の様子は、『晩秋の奈良(飛鳥・明日香、桜井、奈良市内)を旅して来ました!』こちらの記事をご参照下さい。
その後も毎週所用で奈良に行くことが続いており、少し時間を取って、色々と聖地を旅することにしました。

今回は特に、今まで行っていなかった場所を回ることに重点を置くと共に、奈良市内から日帰りで行ける聖なる山をメインにして、その周辺地区の聖地を訪れることにしました。
今回訪れた聖なる山は、葛城山・金剛山・生駒山であり、その周辺地区の聖地になります。

具体的には、以下の聖地を訪れました。
☆葛城山・・・葛城山山頂、葛城天神社、笛吹神社(葛木坐火雷(かつらぎにいますほのいかづち)神社)、鴨山口神社
☆金剛山・・・金剛山山頂、葛城神社、転法輪寺、高天彦神社、高鴨神社、葛城一言主神社、鴨都波神社
☆生駒山・・・生駒山山頂、宝山寺

今回特に良かったのが、葛城山と金剛山の山頂に登拝すると共に、その周辺地域の聖地に参拝できたことです。
葛城山と金剛山は隣り合った山であり、現在はそれぞれ別の名前を持っていますが、昔は二つの山を総称して大和葛城山と呼ばれていたようです。
そして、大和葛城山のあたりは高天とも呼ばれており、葛城山・金剛山の麓の都市は、御所市と呼ばれています。
高天彦神社のある金剛山中腹地域は、地名もずばり「御所市高天」であり、神々の住む高天原の伝承地ともなっています。
何故そうなのかは、今回、葛城山と金剛山の山頂に登拝してみて、大和三山を中心とした飛鳥(明日香)地方との位置関係などから、納得できました。
古代の大和(奈良盆地)にとっての高天原が、大和葛城山(葛城山と金剛山)だったのです。

大和民族・大和心・大和魂など、大和という言葉は、現在では、日本という国の別名ともなっていますが、元々「大和」という言葉は、大和三山を中心とした飛鳥(明日香)地方を含む奈良盆地を意味する言葉であり、狭義における「大和」という言葉は、元々奈良盆地を意味する言葉になります。

古代において、「大和」(奈良盆地)における高天原として位置づけられていたのが、大和葛城山(葛城山と金剛山)ということになります。
このことはまた、日本の原型である阿波の国・徳島ということとも、深く密接に関わってくる話になります。

日本の原型である阿波の国・徳島については、『阿波の国・徳島は日本の原型であったが意図的に封印されて歴史の表舞台から姿を消した』、こちらの過去記事をぜひご参照下さい。
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葛城山山頂から見た大和三山(畝傍山・耳成山・天香久山)の様子です。
葛城山は標高959メートルあり、葛城山ロープウェイで山頂近くまで行くことが出来ます。

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葛城天神社は、葛城山ロープウェイの山頂駅を降りたすぐ近くにあり、国常立大神が祀られています。

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笛吹神社(葛木坐火雷(かつらぎにいますほのいかづち)神社)は、葛城山の麓に位置しており、火の神様と、笛・音楽の神様が祀られています。

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鴨山口神社は、葛城山の麓にあり、山の神様の総大将とも言える大山祇大神が祀られています。

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金剛山は標高1125メートルあり、去年までは大阪府側から金剛山ロープウェイで行くことが出来ましたが、ロープウェイの運休により、徒歩でしか登ることが出来ない状況にあります。
奈良県の御所市にある高天彦神社から、通称「郵便道」と呼ばれる登山道がありますが、自然災害により通行止めとなっていました。
ロープウェイもダメ、徒歩でもダメということで、一瞬あきらめたのですが、地元市役所の観光課に問い合わせたところ、ちょうど登山道が復旧したとのことで、何とか徒歩で登拝することができました。
高天彦神社からの往復で数時間掛かりますので、奈良市内からは、丸一日の行程となりました。

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葛城神社は、葛城山山頂にあり、葛城山の最高地点は、葛城神社の奥地にあり、聖域の為立ち入り禁止となっています。
ご祭神は、麓の葛城一言主神社と同じであり、一言主大神になります。

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転法輪寺は、金剛山山頂付近にあり、修験道の開祖、役小角(役行者神変大菩薩)が厳しい修行中に法起菩薩を感得されたことにより、建立されました。

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高天彦神社は、金剛山に登る登山道「郵便道」の開始地点にあります。
本殿はなく、背後にある白雲山をご神体として仰ぐ形になっており、三輪山をご神体山とする大神神社と同じような古代の形式をとっています。
ご祭神は造化三神の一柱である高皇産霊(たかみむずび)大神であり、高皇産霊(たかみむずび)大神は、天皇守護の八神である宮中八神にも数えられています。

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高鴨神社は、金剛山の麓にあり、古代豪族である鴨氏が発祥地に守護神を祀ったことに始まります。
京都の上賀茂神社や下賀茂神社を始め、鴨(賀茂・加茂)社の総本宮とされています。

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葛城一言主神社は、金剛山の麓にあり、金剛山山頂の葛城神社と同様に、一言主大神が祀られています。
一言主大神は「いちごんさん」で知られ、一言の願いなら何でも叶えてくれる神として信仰されています。

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鴨都波神社は、御所駅から歩いて数分の所にあり、高鴨神社に対して下社とも呼ばれていたようです。
また、大神神社の別院とも言われていたようであり、これは、ご祭神が積羽八重事代主大神であり、大神神社のご祭神である大物主の御子神にあたることと関係しているようです。
積羽八重事代主大神は、高天彦神社のご祭神である高皇産霊(たかみむずび)大神と同様に、天皇守護の八神である宮中八神にも数えられています。

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生駒山は、かつては白水山と呼ばれていたようであり、現在は、生駒山ケーブルカーで山頂まで行くことができます。
生駒山の中腹に、霊場である宝山寺があります。
役行者や弘法大師空海が修行したという大岩壁「般若窟」を背にして建っており、大聖歓喜天が祀られていることから「生駒の聖天さん」としても知られています。
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今回、幸運だったのが、直前になって通行止めだった金剛山への登山道「郵便道」が通行可能になり、金剛山に登拝出来たことです。
お隣の葛城山と両方の聖山に登拝することが出来、古代において大和葛城山として総称されていた二つの聖なる山(葛城山・金剛山)に登拝出来たのは、とても良かったと思います。

また、今回初めて、鴨氏のルーツに触れることが出来たことも良かったと思います。
古代豪族である鴨一族は、天皇家である大和朝廷とも深い関係があったとされており、今回、高鴨神社を中心とする鴨一族のルーツに触れられたことは、とても良かったと思います。
高鴨神社には、古代から連綿と続いて来た、凛としたご神気のような雰囲気が漂っており、とても感慨深いものがありました。

皆さんもぜひ、機会があれば、大和葛城の聖地を訪れてみることをお勧め致します!



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