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「創世記」や世界中の天地開闢物語は、地球における天地創造であり、「無限」の大宇宙そのものの誕生が語られている訳ではない

  • 2015年7月10日 14:57
  • Posted by Yamatofuji

 旧約聖書の「創世記」における天地創造を始め、日本でも古事記など、世界中の様々な宗教や神話には、宇宙開闢物語が登場します。

 しかし、それらの全ては、あくまでも、地球における天地創造であり、地球から見た天地開闢物語、地球から見た宇宙開闢物語なので、「無限」の大宇宙そのものの誕生を語っている訳では決してありませんので、勘違いしないように注意する必要があります。

 前回、『エロヒムという「天空から飛来した人々」――聖書における「神」とは』の中でも書きましたが、世界の主な宗教の源は一つであり、「創世記」において「神」と呼ばれている存在たちが、そのルーツとなっています。

 しかし、聖書において神(GOD)と誤訳されている元々の原語は、ヘブライ語のエロヒムという言葉であり、「天空から飛来した人々」を意味する、れっきとした複数形なのです。
 単数形が、エロハになります。
 
 今ある地球の大陸や全生命は、非常に高度な文明を持つ、エロヒムという、他の惑星からやって来た科学者たちの手によって、科学的に創造されたものなのです。

 ラエルの「真実を告げる書」によると、創造者であるエロヒムが地球にやって来たのは、今から約25000年前であり、その当時の地球は、水と濃密な霧にすっぽりと包まれていたようです。
 エロヒムは、太陽からの光線や地球の大気の組成などを科学的に調べて、生命の創造に適していることを確認してから、地球での生命創造の実験を開始したのです。

「創世記」に書かれている天地創造とは、あくまでも、エロヒムという「天空から飛来した人々」である、他の惑星からやって来た科学者たちの手によって、地球の全生命が科学的に創造された記録なのです。

「創世記」の二日目は、次のように書かれています。
「エロヒムは言われた。
『水の中に大空あれ。水と水を分けよ。』
 エロヒムは大空を造り、大空の下と大空の上に水を分けさせられた。そのようになった。エロヒムは大空を天と呼ばれた。」(「創世記」第1章・第6〜8節)

 水と濃密な霧にすっぽりと包まれていた地球から、濃密な霧を科学的に除去して、大空の下の水(即ち海)と、大空の上の水(即ち雲)とに分け、地球から大空を見えるようにしたことが語られています。

「創世記」における「天」とは、あくまでも、地球から見えるようになった大空のことなので、「無限」の大宇宙そのもののことを語っている訳では決してありません。

 日本の古事記も、最初は「天地(あめつち)の初め」として、天地開闢から物語が始まります。
「天地初めて発(ひら)けし時、高天原に成りし神の名は、天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)、次に高御産巣日神(タカミムスヒノカミ)、次に神産巣日神(カミムスヒノカミ)・・・・・」

 神道の最高神である、天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)を、「無限」の大宇宙そのものの根本創造主と勘違いしている方が多くいらっしゃるようですが、古事記の天地開闢には、天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)が天地を創造したとは、書かれていません。

 あくまでも、「天と地とが初めて分かれた開闢の時に、高天原に成り出でた神の名は、アメノミナカヌシノカミ、次にタカミムスヒノカミ、次にカミムスヒノカミである。」と書かれているだけなのです。

 天と地とが初めて分かれた開闢の時に、高天原に成り出でた神の名は、アメノミナカヌシノカミを始めとする、いわゆる、造化三神だと書かれているだけであり、アメノミナカヌシノカミが宇宙を創ったとも、あるいは造化三神が宇宙を創ったとも一言も書かれてはいません。

 世界の主な宗教の源は一つなので、古事記の最初の「天地(あめつち)の初め」、即ち天地開闢は、「創世記」と同じように、地球から見て、天地が開け、大空が現れ、「天」が開けたことを語っているのです。

 神道のルーツは古代ユダヤ教であり、神道の最高神とされる天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)は、ユダヤ教における唯一絶対神ヤーウェのことなのです。

 ヤーウェとは、エロヒムの惑星のリーダーであり、地球での生命創造プロジェクトはヤーウェのリーダーシップの元に行われたものなのですが、ヤーウェとは、「天空」を意味する言葉なのです。

「創世記」を始め、日本の古事記や、世界中の様々な宗教や神話で語られている、天地開闢物語、宇宙開闢物語というのは、無形の超自然の全能の神によって、「無限」の大宇宙が創造されたというような大袈裟なものなどでは決してありません。

「創世記」を始めとする、世界中の様々な天地開闢物語、宇宙開闢物語というのは、あくまでも、地球から見た天地開闢物語であり、地球から見た宇宙開闢物語なのです。

「創世記」を始め、世界中の様々な天地開闢物語、宇宙開闢物語というのは、あくまでも、異星人エロヒムの科学者たちが、25000年程前、地球にやって来て、水と濃密な霧にすっぽりと包まれていた地球上で、大空と大陸を形成し、生命創造の実験を行なっていったことが語られているのです。

 ビッグバン理論に代表されるような、物理的大宇宙そのものの始まり・誕生というような概念は、科学が発達してきた20世紀頃から、人々が意識するようになったものではないでしょうか?

 ほんの400年程前、天動説を否定して地動説を唱えたガリレオ・ガリレイが、宗教裁判にかけられ、ローマ教皇庁から有罪を宣告されたのは、有名な話です。
 また、ガリレオより少し早い時代に生きたコペルニクスも地動説を唱えましたが、自己の地動説発表による影響を恐れて、主著「天体の回転について」の販売を、死期を迎えるまで許さなかった為、自著の完成を見ることなく逝ったと言われています。(1543年没)

 ほんの400年程前の時代は、ほとんどの人々が、地球が宇宙の中心にあり、宇宙の中心にある地球の周りを太陽が回っているのだと信じ込んでいたのです。

 ビッグバン理論に代表されるような、物理的大宇宙そのものの始まり・誕生などという概念は、コペルニクスやガリレオの時代よりもさらに科学が進み、地動説が当たり前になり、さらに宇宙への探求が進んでから一般的になった概念であり、人々が大きく意識するようになったのは、20世紀に入る頃くらいからなのではないでしょうか?

 物理的大宇宙というのは、時間においても空間においても「無限」なので、ビッグバン理論などは、実際には、間違った概念にしか過ぎないのですが、それはともかく、何千年も前に書かれた「創世記」や、世界中の経典や神話などに、ビッグバン理論に代表されるような物理的大宇宙そのものの始まり・誕生などが語られている訳では決してないということだけは、しっかりと認識しておく必要があるかと思います。

「創世記」に書かれている天地創造とは、無形の超自然の全能の神が、「無限」の大宇宙を創造したというような、大袈裟な話などではなく、あくまでも、今から25000年程前、異星人エロヒムが、地球にやって来て、水と濃密な霧に包まれていた地球上で、大空(天)と大陸を形成し、植物・動物、そして最後には私たち人間を科学的に創造したことが書かれているのです。

 今から25000年程前、地球には大陸が無く、生命も存在していなかったと聞くと、ほとんどの人は信じられないと思うかも知れませんが、最近では、それを支持する科学者たちも増えてきているようです。
 ウィキペディアにも、「若い地球説」として書かれていますが、地球の年齢というのは、一般的に考えられている以上に、遥かに若いようです。

 半減期が13億年という非常に長い放射性同位元素を用いるカリウムーアルゴン法で測定すると、何十万年前、あるいは何百万年前とされる化石も、炭素14法で測定すると、数千年前、あるいは、一万年位前になるようです。

「化石の年代測定のからくり」について、戸来優次氏の「[謎解き]聖書」(徳間書店)の中から、一部引用させていただきます。
「更に、炭素14法によると、ネアンデルタール人やマンモスや他の絶滅動物のみならず、石炭や石油、天然ガスなどの年代は、全て数千年を示しており、炭素14法の発明者で、1960年のノーベル賞受賞者でもあるウォレット・レビーは、『アメリカン・ジャーナル・フィジックス』の中で、人類の歴史の長さは、いくら長くても2万年から4万年程度であると結論している。
 炭素14法では約2万年と測定される人類の歴史が、進化論を前提とすると、数百万年前と一挙に数百倍も古くなるのである。

 また、戸来優次氏は次のように結論されています。
「現在、化石の年代測定によく用いられるカリウムーアルゴン法は、半減期が13億年と非常に長いカリウム40を用いているが、この手法が年代測定に使用される事自体が、長期に亘る生物の歴史を前提としている。
 半減期が13億年の元素を用いた測定法で僅か一万年程度の歴史しか持たない化石を調べる事が、精度や再現性にどの程度信用を与えられるかはなはだ疑問である。まさに『時針しかない時計で秒をはかる』ようなものである。

 地球という惑星そのものの年齢は分かりませんが、少なくとも、今ある大陸や、植物・動物、そして私たち人間は、今から25000年位前、異星人エロヒムによって科学的に創造されていったものなので、実は、多くの人たちが考えている以上に、遥かに「地球は若い」のです。

 長くなりましたので、「若い地球」については、また次回に続きを書いてみたいと思います。


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