竜宮音秘の調べ・神響き、天岩戸開きの祝いの神楽歌

竜宮音秘(大和富士)ブログ|BLOG

「因果律」は一面の真理でしかない

  • 2013年9月29日 21:23
  • Posted by Yamatofuji

 「因果律」というものが、この大宇宙を貫く絶対法則であるかのように、勘違いされている傾向があります。
 しかし、「因果律」というのは、単に一面の真理でしかなく、大宇宙を貫く絶対法則などではありません。

 「因果律」が存在すると考えるのは、時間というものが、過去→現在→未来へと流れているという思い込みによるものだと言えるかも知れません。
 確かに、時間というものが、過去→現在→未来へと流れているものだと考えるならば、過去があって現在があり、原因があって結果があるというふうに感じられるかも知れません。

 そのような観点に立った時のみ、「因果律」は存在し得るのであり、それはあくまでも、一面の真理にしか過ぎません。

 実際には、時間というものは流れている訳ではなく、過去も未来も今同時に存在しているのであり、敢えて時間の流れというものを想定した場合でも、それは、未来→現在→過去という流れになります。

 時間というものが、未来→現在→過去へと流れているという観点に立てば、原因があって結果があるというより、原因は結果により選ばれていると言った方が真実に近いので、「因果律」は成り立たなくなります。

 さらに言うならば、実際には時間は流れている訳ではなく、過去も未来も今同時に存在しており、「永遠(とわ)の中今」とでも呼ぶべき、「永遠(えいえん)」の「今」があるだけなので、そういう観点に立つならば、究極の因果関係は、この大宇宙には存在しない、という事にもなります。

 「因果律」というのは、あくまでも一面の真理にしか過ぎず、この大宇宙を貫く絶対法則などでは、決してありません。

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