竜宮音秘の調べ・神響き、天岩戸開きの祝いの神楽歌

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99=白、白山菊理媛(白山比咩神)

  • 2010年9月 9日 19:55
  • Posted by Yamatofuji

本日は、9月9日です。重陽節という、菊の節句にも当たります。

99という数字には、白という意味があります。
99+1=100です。白+一=百です。

百には、神という意味がありますので、99(九九)は、神になる一歩手前を表しています。百から一を引いた、九九(99)=白に秘められているのが、日本三大霊山の一つ、加賀の白山に鎮座されている、白山菊理媛(はくさんくくりひめ)の働きです。

九九の文字を使って、心を九九路(こころ)、括りを九九理(くくり)と表したりします。
九九路を治め、人が神として出産する為の締め九九理に関わっているのが、白山菊理媛の働きです。

九九から百(神)に至る、最後の一の部分が、「最後の一厘」とか、「一厘の仕組み」と呼ばれています。

百のことを、モモとも呼びますが、桃も百、あるいは神を表します。
古事記の中で、黄泉国(よみのくに)から伊邪那岐命(イザナギ)が逃げのびる時、黄泉比良坂(よもつひらさか)で、桃の実三つを投げて黄泉国の軍勢を退治しましたが、あの桃の実のことです。イザナギは、桃の実に、意富加牟豆美命(おほかむづみのみこと)という御神名を付けました。

白山菊理媛は、日本書紀の中で、黄泉国の黄泉比良坂で、イザナギとイザナミの争いをやめさせた神として登場します。
国生みをされた男性神と女性神の対立を仲裁して、夫婦和合へと導いた働きが、白山菊理媛の働きです。
それは、対立するものを統合へと導く働きであり、二元性の統合ということにもなります。
そして、国生みをされた、イザナギ・イザナミを説得して夫婦和合へと導いたところに、白山菊理媛の神格の高さ、働きの大きさを伺い知ることが出来ます。

全国に三千社以上ある白山神社の総本宮とされているのが、加賀一ノ宮の白山比咩(しらやまひめ)神社です。
御祭神は、白山菊理媛(白山比咩)、伊邪那岐命、伊邪那美命、です。

ククルという言葉は、ムスビと同じ意味があり、物事をきれいにまとめるという意味があります。
人が神として出産する、「最後の一厘」において、白山菊理媛の働きが、とても重要になってきます。そして、ククルとは、肚(はら)をククルことをも意味しており、最後の最後は、越すに越されぬ大峠、越してみて初めてわかるのが、「最後の一厘」だと思います。

白山菊理媛の働きが、1414(いよいよ)本格化する時を迎えたような感じがします。

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