竜宮音秘の調べ・神響き、天岩戸開きの祝いの神楽歌

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未来からやって来る時間(時間の流れは未来→現在→過去)

  • 2010年10月13日 14:33
  • Posted by Yamatofuji

時間とは幻想であり、本当は、時間というものは存在していません。
「永遠(とわ)の中今」とでも呼ぶべき「今この時」しか実在していないのが真相なのです。
そして、「今」という「時」しか実在していないので、時間というものも本当は流れているわけではなく、過去も未来も、今同時に存在しています。

ただ、あえて時間の流れというものを想定するならば、時間の流れとは、多くの人が考えている、過去→現在→未来という流れではなく、その逆の、未来→現在→過去という流れになります。
時間とは、未来から流れて来るもの、と言ってもいいかも知れません。

この事は、多くの人にとってなかなかイメージしにくいのではないかと思いますが、時間は幻想であり、本当は時間は存在していないという事、そして、過去も未来も今同時に存在しているという事が体験的に実感出来れば、自ずと理解出来る事なのです。

ところで、私達の太陽系が属する天の川銀河には、数千億もの恒星(太陽)があると考えられています。
そして、天の川銀河の数百倍の速さで年1000個もの星が誕生する「モンスター銀河」が196個まとめて最近発見されましたが、この無限の大宇宙には、無数の銀河が存在するものと思われます。

そして、以前書きましたが、無限の大宇宙そのものには、始まりも無ければ終わりも無いのですが、個々の銀河には、始まり(誕生)とともに終わり(死・終着点)もある筈です。
そして、ある一つの銀河が誕生した時、その最後(終着点)も同時に創造されて存在しています。
ある銀河が誕生した時には、その最後(終着点)はもう既に決まっており、そこに同時に存在しているのです。

そして、最後の終着点から、最初の発生点に向って、時間が流れて来るとイメージするとよいかも知れません。
ある一つの銀河が白紙の状態で誕生してから偶然の積み重ねで悠久の長い時を経て最後に終わり(死)を迎えるのではなく、ある一つの銀河が誕生したと同時にその最後の死(終着点)も決まっており、その最後の終着点(ゴール)から発生点(スタート)に向って、プロセスとしての時間の流れがやって来ているとイメージすると分かりやすいかも知れません。

もう少し身近な例を使って分かりやすく説明出来るかも知れません。
仮に私達が、土地を所有しており、1年後に必ずそこに家を建てる事に決めたとします。
そうすると、どんな家にしたいかという設計図や、必要な資金、どの業者に委託するか、というような、様々な事が必要になるかと思います。

そして、最終的に、完璧な設計図と細部にわたる部品の詳細、委託する業者、必要な資金などが揃えば、その家は建ったも同然と言えます。
そして、1年後に必ずその家を完成させると決めた時、1年後の完成時点(ゴール)から遡って何をいつまでにしなければいけないというタイムスケジュールが決まってくると思います。

基礎工事をいつまでに終わらせ、柱や屋根などの土台をいつまでに仕上げ、外壁をいつまでに終わらせ、内装をいつまでに仕上げ、配線や電気・ガス・水道をいつまでに仕上げ・・・という具合に、1年後の未来から現在に向って、プロセスがやって来る、流れて来ると思います。

基礎工事をやり、土台を作り、外装や内装をやり、配線などをやった結果、たまたま1軒の家が完成したわけではない筈です。
順番が逆であり、完成した家の詳細な設計図・完成形に合わせて、順番に、基礎工事や土台作りや、外装・内装など、必要な全ての作業を行ったのだと思います。

これと同じ事が私達の人生についても言えます。
多くの人達は、過去から現在に向って時間が流れており、過去の積み重ねにより現在があると考えています。
これも順番が逆であり、私達の人生は、生まれて来る前から既に決まっており、その決まっているとおりに、物事が順番に展開しているだけなのです。

過去の積み重ねで現在があるように見えますが、実は、既に決まっている未来のプロセスとして現在がやって来ているということなのです。

多くの人達は、過去の積み重ねで現在があり、原因があって結果があると考えています。
実は、原因というのは、結果によって選ばれているのです。
原因があって結果があるというより、順番が逆で、ある結果をもたらす為に、その原因が作られているということなのです。

ちょうど、先程の家を建てるという例えで言えば、基礎工事をやり、土台を作り、外装や内装をやった結果として、偶然、家が出来上がった訳ではなく、ある家を完成させるという結果を得る為に、その原因となる基礎工事や土台作り、外装や内装をプロセスとして順番に行った訳です。
原因があって結果があるというより、ある結果を得る為に、その原因を作ったと考えるほうが理解しやすいと思います。

私達の人生も、これと同じようなものなので、白紙の状態で生まれて来て、偶然の積み重ねで過去から現在、そして未来へと人生が形成されて行く訳ではなく、生まれて来た時点で既に人生は決まっており、その最終地点・ゴールである死から流れて来る時間の中で、必要な出来事が順番に展開しているだけなのです。

未来から時間がやって来て、必要な出来事が次々に起こりプロセスが展開しているだけなのだと分かれば、徒に過去ばかりを見てため息をついたりする必要もなく、むしろこれからは、未来に目を向けて、どんな未来がやって来ているのかを感じながら生きられるようになるのではないかと思います。

未来とは、未だ来ずと書きます。
未だ来てはいませんが、未来からの時間は現在に向って確実に流れて来ています。

未来は既に確定的に存在しています。
そして、その未来から時間はやって来るので、未来を感じて今を生きる、明日を感じて今日を生きる、という生き方が大切になると思います。

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